5-4水上編成研究室

そのための右手 幌筵泊地所属

2016年12月

今回紹介するのは航空戦シミュレーション(Ver.1.05)です
このシミュレータでは基地航空隊や航空戦St1St2の流れをソフト上で
シミュレーションすることで、実際に戦闘せずに
「制空権を何%の確率で確保できるか」
「敵空母を何%の確率で棒立ちにできるか」
などといったことがわかるようになっています。

今回は航空戦シミュレーションの簡単な使用法と今月の6-5で使用した
編成を元に6-5Cマスに絞ってシミュレータを使用した防空考察を行ってみます

1、導入方法
https://twitter.com/galpokopii
pokopii氏のツイッター上で配布していますので、そこから入手してください。
製作はさかさま氏(@mif_syo)という配布とは別の方です。

2、使い方
下記のurlで説明されています。こちらでも簡単に紹介します
https://docs.google.com/document/d/1uqJ1yrLyeJLcy_HQJmKJLCyvwsIT7z1W5OuYkiPAtiU/edit

Ⅰシミュレータの起動
解凍された「dist」フォルダ内の「kankore.exe」を実行します。
「build.exe」の方は艦隊シミュレーター&デッキビルダーで作った編成を移したいときに
使用します。
p1

環境によっては起動できないかもしれません。私の場合Win10のタブレットで
起動に失敗しました。ノートPCなら普通に動いてくれています。

Ⅱ味方艦隊の編成入力
今回は
で使用した編成を使っています。デッキビルダーから「build.exe」を使って移すか
そのまま手入力してください。あくまでも「航空戦」のシミュレーションなので航空戦に
関係のない徹甲弾などの装備選択はありません。
p2
ついで基地航空隊も設定します。なしの場合はとばしてください
pr
ボスマスのSt2が機能しだしたので、陸攻の熟練度は一部剥がして設定しました。
これで味方の情報は終了です。

Ⅲ敵編成の入力
手入力でもできますが、面倒くさいのでテンプレからとってきます。
p3
右下の「敵復元」から代表的な敵編成のデータをとれるようになっています。
6-5ならボスマスの各形態、Gマスの強/弱編成、Cマスと一通り必要なマスの敵編成は
揃っているので、自分で書き込む必要はないと思います。

Ⅳ交戦形態、基地航空隊出撃回数の入力
航空隊は「集中」と「分割」が選択できます
私はCマスに第二航空隊を一隊だけ送り込む設定なので第一と第三はなし第二が
分割になります。それから対空砲火もチェックし忘れないように気を付けてください。
p5

さらにシミュレーション回数を設定します。
デフォルトの1000回でいいでしょう。114514回とかにすると大変です。

ⅤCマス前のAマスで削られた艦載機も考える
c6

Cマスまではさしたる脅威でもないAマスだけなのでこのまま計算してもよかったの
ですが、ひと手間加えてAマスでいくらか被撃墜が発生すると仮定して
その数の分空母の艦載機から減らした設定にもしてみました。
赤枠の分に数字を入れれば、その分の艦載機を減らした設定にすることができます

Ⅵ計算を実行する
計算が完了すると下のような順番で結果が確認できます
A、制空状態
d1
基地航空隊を1部隊分散で送り込めば、上の編成ならほぼ間違いなくCマスの
制空権確保となるわけですね。(送らないと確定で優勢)
B、カットイン発動率
d2
二人合わせて86%近くあります。これは優秀
麻耶の方が確率が上なのはカットイン発動の優先順位設定でしょう
d3
ヲ改棒立ち率34.3%。これはヲ改の3スロット全てをふっ飛ばした時の確率です。
C、グラフ
最後にこんなグラフが出てきます。
d4

大事なのは左上の2つでそれぞれ「残存敵制空値」と「ヲ改のスロット残機」
になります
d2
まず、①敵残存制空値から。一番左のグレーの曲線は航空戦後の敵残存制空値
なのでどうでもいいです。重要なのは黄紫色の曲線部分です。
(黄紫は第三航空隊後の制空値のはずで、今回送ったのは第二航空隊なので
不具合だと思いますが、解釈すればこれを第二航空隊の働きと考えていいと思います)

横軸が敵総制空値、縦軸が確率です。Cマスは初期状態で132ありますが
これに拮抗状態の基地航空隊を一度分割でぶつけてやれば
50%の確率で110以下に、90%の確率で120以下まで下げれることが
グラフから読み取れます。

続いて②ヲ改スロット残機数です。これは各スロットごとの残機数を表しています
ヲ改は同質の攻撃機36機のスロットが3つあるのでこれら3本の曲線が重なり合う
グラフとなっています。これを見ると、対空砲火後に約70%の確率でスロットの
残機が0になっていることがわかります。
ヲ改を砲撃戦で棒立ちさせるためには3スロットとも0にする必要があります
確率はこのグラフから読み取るに0.7^3=0.343くらい?
d3
そういえばこちら艦載機全滅率も0.343どんぴしゃでしたね。

★シミュレーションで判明したこと

上の編成の場合、Cマスに基地航空隊を分割して送り込むことで
初期状態132の敵制空値を90%の確率で120以下まで下げ、
本隊(制空値390)は余裕をもってCマス制空権確保ができた
さらに、基地航空隊と本隊の防空でCマスのヲ改の攻撃機はスロットあたり
70%の確率で0になり、棒立ちになる確率は34.3%であった。

3、もっとシミュレーションしてみる
シミュレーターなので編成のたらればを気軽に実行できます。

Ⅰ、本隊そのままで基地航空隊をCに送らないとどうなるか?
まずは上の編成でCマスに基地航空隊を分割で送らない場合どうなるか
シミュレーションしてみましょう。
d1
分割で出撃させてた基地航空隊をお休みに。変更点はこれだけです
d2
本隊の制空状態は当然優勢に。ヲ改の棒立ち率はどう変化するかというと
d3
0.343→0.149へ!これは酷いですね!
d4
今までは70%あったスロットあたりの殲滅率も53%くらいでしょうか?低下↓
さすがに基地航空隊なし+航空優勢はきついかな?
次は基地航空隊を送らないまま本隊の制空値を上げて制空権確保で実験します。

ⅡCマス制空権確保+基地航空隊なしだとどうなるか?
瑞鶴の彩雲を烈風改に変更して制空値を稼ぎます。
d1
これでほぼ100%Cマスでの制空権確保が可能になります。
この状態での基地航空隊なしのシミュレートです。
では、ヲ改の棒立ち率はどうなるかというと・・・
d2
0.207と先ほどよりはマシですが0.343よりずっと酷い・・・
なんとなく基地航空隊を分割してCマスに送っていましたが
制空権確保の元、同編成でも基地航空隊を分割して一隊送り込むと
Cマスの棒立ち率が約7割増しになるんですね。ここまで効果があるとは・・・

最後にもう一つ、高角砲と電探の改修を一切行っていない場合、どうなるかを
シミュレートしてみます。
Ⅲ、高角砲や電探が無改修だとどうなるのか?
条件はオリジナルの編成から高角砲と電探の+値を抜いただけです
基地航空隊もオリジナル同様に分割で出しています
d1
結果このようになりました。この差は純粋なネジによるパワーです
d1
0.343→0.286。だいたい棒立ち率6%の低下ですね
条件にもよると思いますが「意外に大した差じゃなかった」というのが感想です。
改修の★を全部取っ払っても基地航空隊の分割削り一回分
と比べたらその影響は小さいということですが、Cマスの限定条件下ですが
シミュレータでわかりました。もちろん、基地航空隊の分割と改修は
全く別次元の話なのでこれらを同一には語れませんが。
少なくとも装備改修の分はトレードオフ無しで成果を期待できます。

2
その他改修なし基地なしなどの条件もシミュレートしてみた結果が上の通りです
全般的にネジの効果は棒立ち率6-7%のアップというところでしょうか。

というわけで、航空戦シミュレーションを紹介して簡単に遊んでみました
本来の用途としては、基地航空隊の最適編成の調査もあるシミュレータなので
興味を持たれた方はダウンロードしてみてください

対空カットインのページを2つに割りました。こちらは対空カットインに関する予備知識
のページです。従来の対空カットイン一覧は↓


1、汎用カットインと特殊カットイン
対空カットインにはどの艦でも使える汎用カットイン
特定の艦のみが使える特殊カットインとが存在します。特殊カットインをもつ艦は
現在、皐月改二、霞改二乙、摩耶改二、五十鈴改二、秋月型改、鬼怒改二です
特殊カットイン艦が汎用カットインを使うこともできます

2、カットインで使う装備
カットインで組み合わされる装備として下のようなものがあります
1
加重対空値=割合撃墜と固定撃墜に関係します。個艦のみの性能になります。
艦隊対空ボーナス=固定撃墜に関係し、艦隊全体で合算して共有されます。
現在の防空の主流は改修高角砲や電探を使用した艦隊対空ボーナスを稼ぐ方法です
割合撃墜や固定撃墜など防空に関する説明は下の記事に書きました


3、特殊機銃と高角砲+高射装置
「特殊機銃」と「高角砲+高射装置」という種類の装備はそれぞれ「機銃」「高角砲」の
なかの一部と考えられます。
2
上の図のような関係で、「機銃」と言われれば「特殊機銃」を含めた機銃全てが使えます。
一方で「特殊機銃」と指定された場合、通常の機銃は使用できません。
「高角砲」と「高角砲+高射装置」にも原則的に同様の関係が成立しています。
ただし、11/4に追加された鬼怒の特殊カットインでは「高角砲+高射装置ではない高角砲」
が指定されており、例外的な扱いとなっています。

4、秋月砲とワイン砲(90mm単装高角砲)の違い
どちらも「高角砲+高射装置」のカテゴリですが、秋月砲は主砲でワイン砲は副砲です。
1-6 j
なので秋月砲が絡む場合は昼戦連撃が可能ですが、ワイン砲ではできません。
ワイン砲で昼弾着をしたい場合は、主副カットインか主副電カットインを使います。
当然、主砲と副砲で夜戦も異なってきます。

5、固定ボーナスと変動ボーナス
対空カットインには種類に応じた「固定ボーナス」と「変動ボーナス」があります
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固定ボーナスは対空カットイン発動で100%つきます
変動ボーナスは対空カットイン発動前の固定撃墜の発生が条件となります。なので
敵艦載機スロットごとに、対空カットイン発動時の変動ボーナス発生率は50%となります。
秋月や摩耶の特殊カットインがこれらのボーナス値が高くなっています。

6、カットインの優先順位
カットイン発動が複数の艦で重なった場合、優先順位判定が行われ一艦だけが発動します
この時、必ずしも強い対空カットイン艦が選ばれるわけではありません。
むしろ強い対空カットイン艦の優先順位は低い傾向にあります。秋月型は最底辺です
11
なので、秋月や摩耶と皐月、鬼怒などを同時に運用する場合は
皐月や鬼怒の弱い対空カットインに秋月や摩耶が食われないよう注意します。

7、カットインをわざとはずす戦術
弱いカットイン艦が強いカットイン艦を食ってしまわないようにわざとカットインをさせなく
したりします。具体的には下のように特殊機銃を外したりします。
1-6 j
特に皐月や鬼怒は特殊機銃一本で対空カットインが発動する(してしまう)ので、
補強増設を開いている場合は注意が必要です。

8、汎用カットインも使える

秋月摩耶の対空カットインの優秀さに目が行きがちですが
高角砲+高射装置×2/対空電探タイプの汎用カットインも優秀です
1-6 j
高角砲+高射装置も対空電探も改修で艦隊対空ボーナスが伸びるところが
現在主流の防空理論と合致する上、一部艦(大淀夕張コマンダンテスト鹿島香取等)
は秋月砲×3+対空電探という秋月摩耶にも勝る大量の艦隊対空ボーナスを稼ぐことが
できるので、敢えて秋月摩耶を採用せずに汎用対空カットイン艦を並べる戦術もあります。

9、カットインの発動率
カットインごとに発動率に差があると考えられています。
検証wikiにてデータが見られるのでそちらをご覧ください
http://ja.kancolle.wikia.com/wiki/%E5%AF%BE%E7%A9%BA%E3%82%AB%E3%83%83%E3%83%88%E3%82%A4%E3%83%B3

①特殊対空カットインに機銃を使用した艦の大幅な強化
1-6 j
実質的な5スロ化で、その代表が摩耶です。具体例は上のようになります
①昼戦主副カットインとの併用型
②夜戦魚雷カットインとのWカットイン型
③改修ワイン砲を3本用いる艦隊対空ボーナス稼ぎ型
編成例では25mm集中配置★1を使用していますが、実際には★4くらいまではBoforsの
方がいいでしょう
1-6 j 2

1-6 j 4
五十鈴も強くなりました。②のWカットインがロマンでしょうか。①も堅実です
①高角砲+対空機銃+対空電探の五十鈴強カットインです。夜戦連撃併用可になり、
艦隊対空ボーナスも大きく稼げるようになりました。
②高角砲+対空機銃のみの五十鈴弱対空カットインのほうですが、魚雷カットイン
との併用ができます。増設補強強化前の摩耶Wカットインを彷彿させます
1a
鬼怒はWカットインに加えて、昼戦連撃+対空カットインが出来るようになります
①高角砲&高射装置以外の高角砲+特殊機銃による対空カットインと魚雷のWカットイン
です。こちらも五十鈴同様に以前までの摩耶Wカットインを彷彿させます。
②特殊機銃一本の対空カットインで、数少ない昼戦連撃と対空カットインの併用可能艦です
1-6 j 3
一方で秋月型はというと、元から完成され過ぎているのもあってか微妙な強化です。
固定撃墜ならスロットの機銃なしでも十分な能力があるので、意味があるとすれば
固定不発で割合撃墜のみが発動した時でしょうか。劇的な変化はなしです。

②魚雷カットイン艦などへ搭載して防空の穴を無くす

2s
防空艦の選択は敵艦載機スロットに対してランダムで選択されるので
いかに秋月や摩耶がいて、艦隊対空ボーナスを稼いでいても選択艦によっては
敵艦載機を落としきれないという凸凹があります。この凹の部分を減らすために最近は
雷巡等にも秋月砲の搭載が行われていますが、その場合火力は落ちます
しかし魚雷カットインや3号砲連撃での火力を持ちつつ、増設補強への機銃装備にて
加重対空値を稼いで防空の穴を埋めようという考えができるようになりました。
もちろん秋月砲×2よりは弱いですし、艦隊対空ボーナスも稼げませんが
機銃を穴に入れることで魚雷や3号砲がかなり使いやすくなります。
また改修機銃には昼砲撃戦や雷撃の威力を上げる機能もあるので
阿武隈に★の大きな機銃を装備させて開幕や閉幕雷撃の威力を上げる作戦は有効です
北上の場合は雷装が元から高いので阿武隈ほど雷撃上昇の恩恵はありません。

③バルジのせ

1-6 j 2
5-5潜水や3-5下ルート用ですね。大和はかなり頑丈になります。
Bepも平均的な軽巡の改よりも頑丈になります。
敵に強力な航空戦力がない場合は機銃よりもバルジが第一選択となります。
水雷戦隊以外ではバルジを載せておくことのほうが多いのではないでしょうか。
1-6 j 2
とりあえずバルジは強いです。上のは5-4で赤城にバルジを積んだ時のボスフラタからの
被ダメージ変化です。回避はいくらか低下しますが、被ダメージは確実に下がります
ダメージ計算機http://kancollecalc.web.fc2.com/damage.htmlお借りしてダメージ計算を
しました。計算式は被ダメも与ダメも同じなので、敵装甲値に自分の装甲を直接入力すれば
被ダメも見ることができます。
1-6 j 2

④水雷戦隊への機銃による底上げ
1-6 j 2
機銃の改修効果による火力(昼砲撃)や雷撃力の上昇が増設補強の中からも効果を発揮
しているのが確認されています。★1で1、★4で2、★9で3が目安です。
水雷戦隊に高改修機銃をのせることにより、砲撃戦と雷撃戦でダメを上乗せできるので
Boforsや、比較的簡単に準備できる25mm三連装機銃★4を複数用意しての3-5下ルート
では増設機銃水雷戦隊が活躍できます。

⑤効果あるか現在不明?? 支援艦隊
効果がのっているか現在はまだ不明です。
もし支援艦隊にも増設補強がのるのなら「火力」「命中」がついている機銃を使います
具体的にはBoforsや3.7cmFlakが選択肢となります
2s
支援艦隊は仮に増設補強の火力や命中がのっていたとしても
改修分の効果まで盛られているかはわかりません。主砲等に関しては改修部分が
のっていないという説が主流です。計算が特殊みたいですね

補強増設に搭載すべき機銃の話です
1-6 j 2
補強増設にバルジと機銃ものるようになりました。
補助的な装備ということで補強増設への搭載が許されたのでしょうが、摩耶等にとっては
機銃は対空カットインの為の専用装備ですから、実質的な5スロ化と大幅な強化です。

1、複数必要になる機銃
機銃は今までは「最強が一つ」あれば足りる装備でしたが、補強増設を複数使用した艦隊
では機銃も複数必要になります。もちろん、バルジやダメコン等の選択肢もあるので
艦隊の人数分必要ということはありません

2、最強の機銃
現時点での最強の機銃は総合的に考えて、25mm三連装機銃集中配置★Maxです
一方で、無改修状態での比較ならBoforsに間違いありません。

3、機銃の改修効果
砲撃戦威力が√★、雷撃戦が1.2√★、加重対空値が4√★上がります
高角砲や対空電探と違い艦隊対空ボーナスは変わりません(むしろ上昇したら強すぎる)
基本的に個艦の防空能力の上昇にしか寄与しない機銃改修ですが
複数艦の補強増設に装備することで艦隊全体の底上げになるはずです
7
もちろん、砲撃戦威力や雷撃戦威力の上昇も忘れないで下さい
駆逐艦にとっては改修した機銃は主砲をもう一つ増やすのと同等の火力Upが見込めます
雷撃戦までは確認していませんが、砲撃戦においては補強増設の★が改修効果を
持つことを確認しています

4、25mm三連装機銃集中配置★maxへの道
25mm集中配置の改修コストは★6までがネジ3、それ以降はネジ6、確実化で9です。
ネジもそこそこですが、最も困難なのは素材の25mm三連装機銃で★6までに3本ずつ、
それ以降は5本ずつ!!要求してきます。
少なく見積もっても、6×3+4×5=38本!!の25mm三連装機銃が必要となります
集中配置は頑張って1本でも★Maxを作れれば大したものと言えるのではないでしょうか
理想は25mm三連装機銃集中配置★max×複数ですが。それは普通では無理ですね
そんなところに力を入れるならもっと他にも改修すべき装備があると思います
機銃が好きな人に任せましょう。

5、コスパを考えた場合の機銃改修

強い機銃は摩耶用に1本だけは作っておくべきですが
艦隊の補強増設に搭載する2軍の機銃を準備しておいていいと思います。
候補は無改修ならBofors一択で、改修機銃なら25mm三連装機銃集中配置★1~4止め
もしくは、ノーマルの25mm三連装機銃★1~9などです。ノーマルの25mm三連装機銃は
★maxまでネジが1本ずつで済むので装備改修の中では最も楽なものになります。
類似の改修可能機銃として25mm単装機銃や連装機銃もありますが、ネジが1本より
少なくなるわけでも無い上に、三連装機銃の下位互換となるのでお勧めできません
7
コスパがいいと個人的に推している25mm三連装機銃ですが、今回の任務報酬の選択で
★3状態のものが1本もらえます。ネジを1本使用して叩けば★4となり、これを補強増設に
装備した艦は防空だけでなく砲撃戦火力も+2されるのでぜひ使ってください。

1、橘花や景雲改を最小スロットに入れて通常海域で使う考え方
7
結論から言うと34スロに積むのはイベントやEO海域くらいでいいです。
噴式航空機を34スロに積んでしばらく遊んだりしていましたが、いつの間にか鋼材が3万
吹っ飛んでいました。それも3、4日のうちに…
34スロだと5-4の1周回で300近く消費するので、それが×2だったりした時には鋼材が30万
あったとしても二、三か月で消えてしまいそうです。
というわけで、消費を抑えて常用的に噴式航空機を使う方法を考えました。
そもそも鋼材は他の資源に比べて余りがちなので、少々の消費増加なら問題ないわけです
それが上の画像にあるように最小スロットに整備員の上位互換として使用する方法です
基本的には5-4での使用を考えていますが、4-2や5-2などのウィークリー海域で使う上でも
同様の考え方でいけます。ツ級さえ出なければいいのです。

2、最小スロットの噴式航空機
★噴式強襲
1-6 j
最小スロなので、いいとこ駆逐や軽巡が吹っ飛ぶくらいです。
これに関しては最大スロでも過大な期待はできないのでおまけ程度に考えています
★制空値
橘花改 景雲改
6スロ 32 17
8スロ 37 20
制空値に関してはそこそこ期待ができます。5-4では2戦目で最大要求制空値が
来るので、1戦目でそこそこ生き残っていれば問題はありません。
実際に5-4で最も落とされやすいのは3マス目で、6スロの場合ここでは全滅もあります
ただし、噴式強襲は通常の航空戦の前に発生するので噴式強襲の発生もない
なんてことは3マス目でも起こらないと思います。
★整備員の上位互換として
今回はこれをメインとして考えています。空母の攻撃式は爆装に1.3を乗算してさらに
1.5を乗算するという、爆装優遇な式が取り入れられています。
艦攻は開幕が強くて、艦爆は砲撃戦が強いとかいうのはここの差ですね。
1-6 j 3
噴式航空機は基本的に爆戦(艦爆系)の最上位ステータスを持つので
空母の基本攻撃力が大きく上がり、砲撃戦が強化されます。砲撃戦はスロットの
大きさも関係ありませんし、噴式航空機についている「射程長」の効果で
射程中のドラム缶係に先行して火力キャップの空母が動いてくれるのは
5-4では好都合です。火力キャップと言いましたが、五航戦の甲なら+艦攻1
くらいでだいたい反航戦キャップまで到達します。さらに中破でも動けるのも
好都合で、砲撃戦を考えると、五航戦と相性のいい装備だと言えます。
火力+10で噴式強襲もない、熟練艦載機整備員なんてこれに比べると雑魚です

3、今回使用した編成

6スロ橘花改を試験した編成です。見ての通りレベリング艦を引き連れてのお散歩でした
今回は6スロ橘花改の試験がメインで編成にコンセプトはありません。
1-5 c
サラトガが避けないのは分かっていたのですが、全体的に消費が重いですね
ボーキ以外は決して軽くはない女だということが分かりました
1-5 c

4、噴式航空機を使った感想
6スロに入れることによって、鋼材消費的には満足の行く範囲に抑えられました
五航戦の射程長化も5-4では相性がいいので実用的だと思います
一方で大きな問題は周回速度の遅さで、レベリング編成といえども空4で回しているのに
平均5分9秒は遅すぎですね。1周回あたり噴式強襲10秒×3くらいは長引いている
気がします

噴式強襲早速新しい機体を使ってみました
1-5 c


1、編成(戦1 重3 空2)
1-5 c
制空値は265。優勢狙いです。うち1/3以上の制空値99を噴式航空機で稼いでいます
4-5は決して楽な海域ではないので(特にラスダン)、ケチらずに旗艦は大和です
利根筑摩は潜水マスの敗北防止という感じです。ある程度の制空補助や、晴嵐での
開幕ラッキーパンチも期待していますが、実際には晴嵐もよくおとされていますし、
潜水マス以外では大して役に立ってなさそうなので、強い重巡ならなんでもokです
今回の主役は景雲改と橘花をのせた五航戦です。制空値はボスマスで207以上あれば
優勢確保なので攻撃機もそれなりに入ります。景雲改と橘花で制空補助が出来るので
艦戦は二機で十分です。艦爆統一でボス随伴狙いでもいいですが、ボスマスまでいけば
なんとかなるだろうの精神で道中重視、残りは艦攻にしています。

2、結果
6出撃でした。最後まで同じ編成です
最近はラスダンだからと下ルートを通ったりせずに、削り編成のまま
ラスダンも割っています。練度や装備改修の効果かそんなにハマることはありません
7
1-5 c
まあラスダンは1回失敗して、2回目もギリギリでしたが( ^ω^)・・・

3、噴式航空機の鋼材消費
詳しい式などは直に検証されている方にお任せしましが、現在有力な説が
★戦闘回数×使用機数×2.7~8くらいを乗算して四捨五入
★潜水マスは消費なし(噴式強襲もでない)
1
というものです。途中で被撃墜が発生した場合は、その分戦闘に加わる
噴式航空機が少なくなり、鋼材の消費が減るという考えで大きな矛盾は生じません。
なので噴式航空機がおとされるほど鋼材が減らないという面白いことが起こります。
今回の噴式による鋼材の消費は340+407+427+384+363+402=2323でした。

EOやイベントでの使用なら問題ありませんが、5-4で常用するのはキツそうですね
使うなら6スロに強化スパナとして使用したりという感じでしょうか。
これなら1周50程度で済みます

4、考察「噴式航空機」の強さについて
単純に考えられるのは「強い爆戦」としてです
景雲改で対空+6、橘花に至っては+12もつきます
被撃墜も考えないといけないので艦戦のようにいかないのは勿論ですが、制空値が
キツイ海域に連れて行くことを考えると強い武器になります。
五航戦の火力なら、橘花一機のみでも砲撃戦にてそこそこ活躍するはずです

もう一つの強さは新システムの「噴式強襲」で、通常の航空戦に先立っての攻撃です
現在St1の前の「St0」などと噴式強襲は言われていますが、これが最大の売りに
なっています。通常の航空戦とは別個に、ちょうど雷巡の開幕雷撃みたいに
別のフェイズとして扱われるので、噴式強襲で先んじて破壊できれば、通常の航空戦で
ターゲットを絞ることができます。
1-5 c
噴式強襲の攻撃力ですが、強力な景雲改のほうでも流星改等にはやはり劣ります
基本的にターゲットは軽巡や軽空母以下で戦艦などの大物食いは難しいでしょう
噴式強襲で軽巡や駆逐艦がおちる→残存艦に集中して通常航空戦で攻撃
これが噴式航空機を使った戦闘の理想的な流れです
極端な制空値制限で装備が大きく制限される海域でなければ、
「軽巡や駆逐艦を高確率で落とす火力」が噴式航空機の運用に大事だと私は考えます
噴式強襲で軽巡や駆逐艦に中途半端なダメージを与えて大破状態にしても旨みはあまり
ありません。
なので「34スロに景雲改」とかは効果が大きくありますが「9スロに橘花」とかは
噴式強襲ではほとんど期待できません。
しかし、「対空+12」や「射程長」、そして砲撃戦火力の上昇を考えると
小スロに対する噴式航空機の搭載は空母の性能に大きく下駄を履かせるので
鋼材消費の少なさも考えると、こちらの選択肢もかなり魅力的です

制空値に余裕がないなら橘花で稼ぐ
開幕で強いパワープレイをしたいなら五航戦の34スロに景雲改を2つ並べて
射程長や砲撃戦火力などの強化をエコにやりたいのなら小スロに橘花か景雲改
といったところでしょうか。景雲改のほうがちょっとネジと開発資材が必要ですが…

あとは6-5基地航空隊の方もそこそこ高い噴式航空機の制空値を使って
二式大艇に下駄を履かせて、劣勢調整でボスマスに送ったり
使い方は他にもそのうちにでることだと思います。

1-5 c
E5Mで育成したコマンダンテストです。OTOガン積みなんかもありますが、まぁ3-5なら
ここいらの型が無難ですね。
①開幕火力重視 主主連撃
②開幕火力重視 主副カットイン
③昼戦火力重視 主副カットインスパナぶん殴り+射程長
④昼戦火力重視 主副電探カットイン+対空カットイン
連撃かカットインかで3スロ分選択して、残り1スロは水上機追加するかスパナや電探
ということですね。晴嵐をLate 298Bと交換すると開幕は弱くなり、火力は上がります

もちろん装空3+潜水3編成のほうが下や準下よりも安定です

↑手っ取り早くクリアするなら断然こちらです

下ルートと準下ルートでコマンダンテスト入れてみました
1-5 c


編成例1 水母1 駆逐5
下ルート完全固定型編成です。阿武隈と比べてどうかと聞かれると微妙かも
今まで出来なかった下ルート完全固定+弾着を売りにしています
1-5 c
1-5 c
ラスダン時はコマンダンテストの艦載機を瑞雲とします
(ボス前マスの制空値確保するため)

編成例2 水母1 軽巡1 駆逐4
スタート地点から上に反れる確率がでてきます
今後、駆逐艦が減り編成が重くなるにつれ、上に反れやすくなります
まぁ3-5程度のF5で除外やBANになることはないと思いますが
運営も言う通りに、過度なF5は気をつけようね!
1-5 c
編成例1の駆逐艦を一人軽巡と交換する。
1-5 c
候補は阿武隈か神通あたり。せっかくコマンダンテストが制空を確保してくれているので
神通などの連撃仕様軽巡でもいいです

編成例3 水母1 軽巡2 駆逐3
軽巡枠をもう一つ増やします。こうなると反れる確率が半々になります
1-5 c
神通はコマンダンテストの代わりに旗艦に。旗艦は弾着率が上がるので
弾着持ちで一番強い艦を配置します。防御より攻撃です。
また、これくらい編成が重くなると上の戦艦マスで殴り合いをしても十分勝てます。
むしろ戦艦マスで殴り合いをするつもりで行きます。
1-5 c

編成例4 速吸 軽巡2 水母3
いわゆる速吸編成で、準下ルートでは最も火力が大きくなります
1-5 c
ラスダンでの速吸の一発。速吸は回避こそないですが砲撃戦では軽巡よりも強いです
1-5 c
普段なら旗艦に弾着艦を置きますが、避けない+高火力な速吸は神通を差し置いて
この時は旗艦に置きます。下ルート準下ルートの中で最も安定するのが速吸編成だと
私は考えています

1、敵の防空はどういったシステムで行われるか?

で書いた味方艦隊の防空と同じシステムで説明がつくので、同じシステムだと
考えられています
65
敵側にも「防空艦の選択」「固定撃墜」「割合撃墜」などの計算が存在しており
たとえばツ級が防空艦として選ばれて「固定撃墜」や「割合撃墜」の発生が重なると
そのスロットにいる村田殿や友永殿が戦死するといったことが起こります。
ただし、以下の点が味方側の防空と異なると考えられています。
1、最低撃墜保証+1が存在しない
2、対空カットインが見えない?

1は確定しています。2は直接観測できないので推測ですが、敵側の対空カットインを
計算にいれないと説明できない被撃墜が発生するので、
「見えないだけで敵側も対空カットインをしているのではないのか」と考えられています

2、St1とSt2とは何なのか?
よく使われている用語ですので知っておいて損はありません
上の図のように制空戦(航空優勢とか制空権確保の部分)をSt1、それ以外の部分全てを
St2と分けて航空戦は考えられています。
どちらにも参加しない・・・彩雲、カ号、水上偵察機、二式大偵
St1のみに参加する・・・艦戦、水上戦闘機
St1、2両方に参加する・・・艦攻、艦爆、爆戦、瑞雲系

計算が特殊・・・噴式景雲改
噴式景雲改はSt1前に敵側の対空砲火を受けているようなので例外的な存在ですが
航空戦は基本的に上の3種類の機体に分けて考えられています
艦戦の熟練度が艦攻と違って剥げないのはSt2に参加しないからです
St1は割合のみなのでたとえ制空権を喪失してのスロットが全滅することはありません
ツ級が猛威を振るうのもSt2の部分です。

3、味方基地航空隊への敵防空システム(対 敵通常艦隊)
基地航空隊に対してもSt1、St2の両方が同様に発生しているのではと推測されています
ただし、通常の航空戦では参加しない彩雲や二式大偵がSt1のみに参加してきます。
基地航空隊の航空戦は以下のような航空機の分類になります
St1のみに参加する・・・艦戦、飛燕、雷電、彩雲、景雲、二式大艇
St1、2両方に参加する・・・艦攻、艦爆、陸攻、爆戦、銀河

詳細不明・・:噴式景雲改
この影響で通常の航空戦と比べて以下のことが起こります
1、彩雲や二式大艇もSt1で撃墜されるようになる
2、彩雲や二式大艇の熟練度ボーナス(+3.162程)がSt1の味方制空値に加算される
3、通常航空戦ではSt1に参加してこない敵偵察機も基地航空隊のSt1制空戦時のみ
参加してくる。その分要求制空値が通常航空戦よりも高くなる。

4、今までの敵連合艦隊時の特殊性と、仕様変化
3のように、本来味方基地航空隊に対して、敵防空はSt1とSt2の二段構えがあった
わけですが、敵連合艦隊時に限り、何故か今まではSt2が機能していませんでした。
本来は敵防空艦のSt2の固定撃墜や割合撃墜の影響を受ける陸攻や艦攻も
St1の割合部分での削りしか影響を受けなかったので、6-5で制空権喪失で陸攻×4を
送っても熟練度がほとんど剝げず、有力な戦法でした。
この仕様は12/9のメンテかその直後あたりに変更されたようで、敵連合艦隊時のみの
St2敵防空を無視できる特典は失われました。まあ元からバグっぽかったので
仕方ないかなと思いますが、今後の陸攻×4はかなり消費が激しく攻撃が通りにくくなる
と予想されます。そもそもSt2までに残機が0になると攻撃も出来ませんし。
65
上の表が制空状態別の味方航空隊のSt1での残存性です
ここから次に発生する敵St2防空を含めて攻撃機を残すことを考えないとこれからの6-5や
敵連合艦隊時の基地航空隊運用はダメになりました。
実際の運用としては制空権喪失でいくか、劣勢に調整するかのどちらかが多くなります。
攻撃機を複数残しながら拮抗や優勢が基地航空隊でとれるマスは今まで少なかったです
送り込む先がだいたいボスマスとかなので、敵制空値が大きい状況ばかりです。
私は6-5ではボスマス制空値削りも兼ねて劣勢調整をしていたので変更はしませんが
喪失でやってきた場合は、劣勢調整よりも航空隊の全滅が多く発生するようになるので
見直してもいいかもしれませんね。どちらが良いかは人によりますが。

1-5 c

↑2か月前のこの編成の改訂版です。主な変更点は
・艦隊防空ボーナスを意識して装備を少し変更
・翔鶴out大鳳inで制空値を少し上昇
(ボス前とボスで強強編成をひいた場合、基地航空隊がサボるとボス拮抗があったので)
くらいです
・基地航空隊を一部Cマスに送り込んでエアコントロール
・秋月、摩耶のW防空艦採用で積極的に敵艦載機をおとしにいく
などのコンセプトに変化はありません。むしろ防空は最近の流行りですね

1、編成
1-6 j 3
制空値390 キラ付けはなしだが大和は常にキラキラ
http://kancolle-calc.net/deckbuilder.html?id=-KYHTNre7ReBAnSnDLkK
摩耶&秋月→絶対艦載機枯らせるマン
北上様→ボスフィニッシャー(予定)と道中の露払いです。防空関係で色気をだして片方は
秋月砲の主砲×2連撃仕様にしていますが、もちろん魚雷カットインやOTO2本差しなんか
もありですよ。魚雷カットインなんかは先制雷撃の火力も上げるので道中突破の為にも
有効だとは常々考えています。中破状態でも頼れますし。
大和→メイン火力です。対空ならIowaのほうが高いですが、安定した火力と装甲で大和を
選択しています。ボスを仕留めるのはだいたい大和です。Iowaを使うかは好みですね。
Bis3も夜戦を考えれば有りですが、昼火力と対空の低さが心配です
大和を旗艦に置く理由はボス夜戦とCマス砲撃戦二巡目でヲ改に先行させるためです
瑞鶴&大鳳→サブ火力です。五航戦よりも回避の低さが気になる大鳳ですが、それなり
に避けてくれていました。彩雲はどうしてもボスでT不利をひきたくないのでつんでいます
艦載機が少々足りない人でもこの彩雲を除けたら制空値は稼げます
(その場合には五航戦ペアを推奨)

★火力が足りない人は

私は3か月程この編成で安定した攻略ができていますがレベルや改修度合では
火力不足になるかもしれません。
その場合には摩耶を羽黒か鳥海、もしくは利根筑摩あたりと入れ替えるといいです
利根筑摩には制空補助もできます。秋月くらいは残していたほうがいいですが。
あとは基地航空隊を4隊ともボスマスに送り込むのも効果的です
もちろんこれらは道中突破率低下とのトレードオフになります

2、基地航空隊
1-6 j
ボスマスで航空劣勢以上を確保して2回削りを入れさせます
烈風系+陸攻系×3以上でないと劣勢以上を確保できません
烈風系+流星系×3では制空値が足らず
特に三四型は制空値を稼ぎやすくオススメです
image (25)

1-6 j 2
この編成ではCマスにそのままいくと制空権確保ができないので
第二基地航空隊を一部Cマスに送っています。敵艦載機を割合で削る意味もあります
これでCマスにてヲ改の搭載機が減った状態の上に制空権確保が可能です
陸攻の熟練度が剝がれがちで、第一基地航空隊よりも制空値が下がります
その為に第二基地航空隊のほうをCマスに分散させているわけです
(最初にボスにぶつかる第一基地航空隊の制空値維持のほうが重要)

↑第三航空隊(防空)はこっちみてください

3、結果と考察
9出撃 2道中大破撤退 1ボススナイプ失敗でした
7

★6S勝利、1A勝利
ボスマス到達は7回でうち1回がスナイプ失敗でした
基本的には昼戦でボスのみを残して夜戦にて大和がとどめを刺すことが多かったです。
(4回がこのパターン)次は大和の食べ残しを摩耶がフィニッシュするパターンで(2回)
今回は北上様が止めを刺すことはありませんでした。
スナイプ失敗をした時は摩耶も北上様も大破状態で夜戦で動けなくなっています
ただしこの程度の失敗は許容範囲なので火力不足を感じる程ではありませんでした。

★Cマスヲ改(3/9)、空母おばさん(4/7)
今回、敵攻撃スロットを枯らせて棒立ちにさせた回数です
Cマスのヲ改はもう少し棒立ちにさせたかったのですが、空母おばさんは半分以上
棒立ちになりました。スロットの大きさを考えると空母おばさんのほうがずっと難しい
はずなのですが、空母おばさんのほうがスロットが枯れやすい理由もいくつかあります
・空母おばさんマスへは劣勢以上に制空設定をした基地航空隊を3回送り込んでいる
つまり「基地航空隊による劣勢割合撃墜が3回」あるので基地航空隊によって、かなり
削られた状態が出来上がっている
・空母おばさんは攻撃機のスロットを2つ枯らせればいい(52と56)大してヲ改は
攻撃機のスロットを3つも枯らせる必要がある(36×3)。敵攻撃機の殲滅は50%の確率で
発動が決まる割合や固定撃墜に大きく依存しているので、発動時に十分な撃墜数を
稼げる条件が揃っていれば、敵攻撃機のスロットの大きさよりもスロットの数に成功率が
依存することが考えられる

4、デッキビルダーから実際の撃墜数を読む

デッキビルダーでの対空関連の読み方です。今からするのは

で書いた対空システムのうち
1-5 c
ここの赤枠の中の実際の数字についてです
まずデッキビルダーには今回の6-5で使った編成を入れています
http://kancolle-calc.net/deckbuilder.html?id=-KYHTNre7ReBAnSnDLkK
「割合撃墜」についてはそのままなので何も説明はありませんが、
「固定撃墜」の読み方が少々厄介です。恐らくこう読むものかと考えます
1-6 j 3
まず固定撃墜は個艦によるものと、艦隊防空によるものの合算になります
①②③が個艦によるもので縦に並んでいます
④⑤⑥が艦隊防空によるもので横に並んでいます
艦隊防空は陣形により補正がかけられるので、選択した陣形でさらに変化します
そして大事なのが対空カットインの発生の有無で、発生した対空カットインの種類によって
それぞれに乗算の補正がかけられます。第10類が摩耶の特殊対空カットインを、
第1類が秋月の特殊対空カットインを表しています。
デッキビルダーでは対空カットインなし、摩耶対空カットイン発動、秋月対空カットイン発動
の3パターンがそれぞれ補正を入れて並べられています。
また、この数字には対空カットイン発動による固定撃墜ボーナスは含まれておりません。
なので、対空カットインなし、摩耶対空カットイン発動、秋月対空カットイン発動をそれぞれ
計算すると以下のようになります。
対空カットインなし ①+④
摩耶対空カットイン発動 ②+⑤+8(摩耶CIボーナス)
秋月対空カットイン発動 ③+⑥+7(秋月CIボーナス)
上の表から秋月と大鳳を例にとって計算すると
air3
上のようになります(最低撃墜保証の+1は含まず)
ヲ改スロットの36機程度なら、その前に発生する基地航空隊や制空戦での割合削りを
考えると、固定撃墜が発生すればほとんどのケースで殲滅できることが分かります
まぁヲ改は攻撃機が3スロットもあるので棒立ちにするのは楽ではありませんが・・:
さらに秋月や摩耶などの防空艦が選択されて、対空カットインと絡めば空母おばさんの
スロット(52、56)も確定で殲滅できることが分かります。
1a
さらにデッキビルダーで遊んでみましょう。
同じ編成で高角砲と電探の★を全部とってみました。艦隊防空が恐ろしいくらい低下
してることがわかると思います。
air3
固定撃墜で10~20機程、改修した高角砲よりも敵機が撃墜できなくなりました。
もちろん、割合撃墜の値も低下していますし、体感レベルで分かるような差があると
思います。さらに輪形陣選択で差が開くので6-5ボス前空襲マスでの生存率なんかにも
差がでてくると思われます。
1-6 j 3
理想は★10ですが、★6もあればかなり良くなります。
今度はデッキビルダーで高角砲、電探を★6にしてみました
air3
コスパいいです

ちなみに改修するなら高角砲優先です
21号改は13号改でも十分に代替が利く性能です。
またノーマルの21号電探の★Maxどめもコスパがいいです

2

対空についてです。厳密な式ではなく、どういったイメージとして捉えればいいのか
解説します。後半は対空への推測を多く含んだ自論です。適当によんでください

air
1、割合計算(割り算)固定計算(引き算)
航空戦の計算の考え方は割り算引き算の二つで説明ができます
割合計算は敵の艦載機の残機の何%を落とすかの割り算
固定計算は敵の艦載機の何機を落とすかの引き算になります
割り算と引き算は状況によって大きく結果が異なりますよね
例えば 割合撃墜50%固定撃墜10機の違いを残機別に見てみます
air2
敵の艦載機が多く残っているときは割合計算(割り算)で効果的に減らせられますが、
少なくなってくると固定計算(引き算)の効果が大きくなります。そして、
敵の艦載機を殲滅させるには最後に固定計算(引き算)の効果が必要となります。
(乱数によっては割合で100%減ることもあるが狙えるものではない)
敵艦載機を枯らせる流れは割合で減ったところを固定で引いて0にするというものです
実際、一番上の航空戦の流れを見ても分かるように
割合計算固定計算の順に敵艦載機への撃墜判定が行われています

2、割合計算、固定計算の種類
具体的な式はwikiなどを見てください。どんなものがあって何が重要かだけを書きます

割合計算(①基地航空隊②制空戦③割合撃墜)
①基地航空隊航空戦・・・最初に発生する。基地航空隊が敵艦隊に対して制空状態が
良いほど、いい割合を含んだ乱数で敵艦載機を割り算できる
②制空戦・・・基地航空隊がない場合、最初に発生するのがこれ。こちらも制空状態が
良いほど、いい割合を含んだ乱数で敵艦載機を割り算できる

air3
①と②は必ず発生するフェイズです(①は基地航空隊運用時ですが)
制空権確保で0~100%と、乱数に大きく影響される割り算が敵艦載機にかかります
基地航空隊を複数回送り込むことで(劣勢調整で十分)割り算を重ね掛けさせて
敵艦載機を大きく削ることも可能です。

③割合撃墜・・・②制空戦のあとに50%の確率で発生する割合計算
艦の素対空や装備による「加重対空値」への補正で決定される定数による割り算です
air4
③割合撃墜は②制空戦のように100%起こるわけではありません。発生率は50%です
機銃や改修した高角砲で割合を大きくすることができます。①②のように乱数で割合が
決まるのではなく、対空値や装備から求められる定数で割り算されるので安定した削りが
可能です。ただし艦隊のなかの防空選択艦による凸凹はあります。

固定計算(③固定撃墜④対空カットイン⑤最低撃墜保証)

③固定撃墜・・・②制空戦のあとに50%の確率で発生する引き算。
割合撃墜と固定撃墜の発動は各々50%ですが、それぞれ独立して発動判定がされます。
割合撃墜も固定撃墜も両方とも発動した場合は、割合撃墜→固定撃墜の順番に計算
されます。「加重対空値」と「艦隊防空ボーナス」「対空カットイン発動」によって引き算
できる固定撃墜値が決定されます。
air5
防空解説動画でも勧められていた防空の肝にあたる部分です
④対空カットイン・・・特定の条件で確率で発動する固定撃墜(引き算)

敵艦載機を枯らせる為に重要な部分です。カットインの種類によって撃墜数
つまり引き算の数が異なってきます。もちろん強いのは秋月型と摩耶です。
また、対空カットイン発動時には③固定撃墜に係数がかけられ強化されます。
⑤最低撃墜保証・・・最後に+1だけ固定で撃墜する。発動率は100%
最低撃墜保証は気にしなくてもいい部分です。1機だけは固定で落としてくれる対空の
おまけみたいもので、これがあるので対空カットインも固定撃墜も発生しない状態でも
割合計算の部分がよければ敵艦載機殲滅が可能となっています。

3、なぜ艦隊対空ボーナスや固定撃墜が騒がれたのか?

この組み合わせが敵艦載機を枯らす具体的な引き算の式を提供できたからです。
air6
これには高角砲や電探の改修による艦隊対空ボーナスの存在が大きく関わっています
対空艦はランダムに選択されるという性質上、その対空能力には凸凹があります
個艦の対空値と加重対空値に依存してしまう割合撃墜などがその例なのですが
対空カットイン艦の秋月が選ばれれば強いが、魚雷カットインの北上だと弱い
といった凸凹が生じてしまい均質な防空結果が得られにくいと考えられていました
しかし固定撃墜では艦隊対空ボーナスを共有することによる底上げが得られ、
それによって艦隊の誰が選ばれてもそこそこ数の大きな引き算ができて、敵艦載機を
枯らせることができるとわかったからです。

4、固定撃墜からもう一つ先に進んだ考え方

固定撃墜のみで防空が成り立つのかと聞かれると、答えは否で
割合撃墜を含めた考え方が必要だと私は考えています。たとえばヲ改を見ましょう
air7
古いデータベースからのものですが今も基本的に変わっていないと思います。
ヲ改のスロットは全て36機で、うち攻撃機が3スロットも占めています
36というのは別段大したことのない数字で改修高角砲や電探を用意して、防空を重視した
艦隊なら固定撃墜さえ発動すればほとんど狩れる数字だと思います。
実際には航空戦による割合もある上、対空カットインも入ったりするでしょうし。
ところが注意しなければならないのが、これらの計算はスロットごとに独立して行われる
という点です。2スロ目の艦爆に固定撃墜が発動したとしても、3スロ目の艦攻にも発動
する確率は50%なのです。
ヲ改の攻撃機搭載スロットの3つ全てに固定撃墜が発動する確率は(1/2)^3=12.5%です
固定撃墜のみではどんなに頑張っても87.5%ものの確率でヲ改は砲撃戦に参加してくる
計算になります。個人の少ないデータなのでいわゆる「あくまでも個人の感想です」という
やつなのですが、私は対空重視でヲ改に向かった場合、12.5%よりももっとマシな確率で
ヲ改を沈黙させています。
air8
どういうことかというと、固定撃墜を含まないルート。③-Bや③-Dからもそれなりの成功が
得られているのではと私は考えています。①基地航空隊や②制空戦での割り算の乱数
次第ですが、それに加えて③-Bのように割合撃墜でも発生してくれれば、ヲ改の36スロ
程度でしたら対空カットインの引き算のみで殲滅できる部分までもっていけるのではない
でしょうか。あくまで推測ですが、、、

5、固定撃墜の50%なしでも殲滅するには
では具体的に固定撃墜のみに頼らず、敵艦載機の殲滅を積極的に狙うにはどうするか
1、基地航空隊で削りを入れる
2、制空権確保
3、割合撃墜の発生を期待し加重対空値を稼ぐ

などが挙げられますが、最も重要なことは「対空カットインの質と確率」に間違いありません
固定撃墜なしでは「引き算」出来るのが「対空カットイン+撃墜保証の1」しかありません。
計算は引き算ができなければ0になりません。対空カットインなしでの殲滅は絶望的です
対空カットインも可能な限り固定撃墜ボーナスが大きいもの
秋月や摩耶の特殊カットインがいいでしょう。また、発動率を稼ぐ為に秋月型を2人セットで
運用したり、秋月+摩耶のセットで運用するといいと思います。
逆にやってはダメなのが対空カットイン確率を稼ぐために秋月+皐月(特殊機銃カットイン)
のようなコンビネーションで、この場合は秋月の対空カットイン発動が優先順位的に皐月
に食われてしまい、皐月の低性能の対空カットインが出てしまう恐れがあります。
例えば敵の艦載機の残りが7機で、秋月の対空カットインなら殲滅できるところを
皐月の対空カットインが優先発動して固定ボーナス2+撃墜保証1の3機しか落とせなかった
などが起こり得ます。カットイン艦を組ませる場合はどちらのカットインがでてもいいか
もしくは、優先順位を持つ方が強力なカットインを撃てるように組み合わせを考えます。

秋月  高角砲/高角砲/対空電探 ★固定ボーナス7
摩耶  高角砲/特殊機銃/対空電探 ★固定
ボーナス8
間違いなく強いカットインがこの二つです
1-6 j 3
↑今月の6-5編成です。今はこんなの使ってます

6、最後に
データを伴わない推測が多いですが、以上が対空システムへの今の私の考え方です
この分野は最近盛んになってきたところなので、もう少し時間が立てば色々ノウハウが
確立されてくるのではないでしょうか。
あと、これだけ対空について書いたあとに、こういうことを書くのも変ですがバランスを
考えてくださいね。とりあえず何でもかんでも改修秋月砲を載せればいいという訳ではなく
あくまでも必要な火力を確保した上での余剰火力分のトレードオフだと考えてください
例えばダイソンが並ぶような海域が今後のイベントで出たら秋月砲を捨てて魚雷を
持たせてください。火力不足で取りこぼしが多ければ中口径砲の主砲を載せたり
どんな時でも高角砲という極端には走らないようにしてください。

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