ちょっと長いうんちくです

観測機と紫雲どちらを載せるべきか
2ー5の上ルートみたいに索敵値を要求されるところでは紫雲がいいらしい
というのはよく知られていますが、もう一歩突っ込んで触接率から考えてみます
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まず水上機のステータスの見方ですが、爆装と対潜は無視してください
これらのステータスを使うには航空戦艦や航空巡洋艦に水上機と瑞雲を
ミックスして載せる必要があり、まず意味をもちません
唯一軽巡に載せる場合のみ対潜が意味をもつくらいです

実質的なステータスは以下のものです
紫雲   対空+0 命中+1 索敵+8
観測機  対空+2 命中+2 索敵+6

(注意 水上機の対空は艦戦艦攻瑞雲と違い航空戦に関係のない、
          機銃や電探についている対空と同質のステータスです)

こうして見ると紫雲が索敵で勝るものの、戦闘系のステータスからして
観測機のほうが優秀であることがわかります
じゃあ索敵が足りていればずっと観測機でいいのかというとそういうわけでも無く
紫雲は観測機よりも触接率が高いという効果があり
触接率か戦闘系のステータスのどちらをとるかという選択が
紫雲と観測機の選択基準となります


ここで触接について簡単に解説します
★触接とは(昼戦触接)
水上偵察機、艦上偵察機、大型飛行艇の3種のいずれかを搭載した状態で
航空劣勢以上の状態だと、確率で出現する
右上に触接中! の文字が出現すると触接成功
触接成功後は触接発生に関係のない艦攻を含めた中から1機種が選ばれ
選ばれた機種により112~120%の補正値が航空戦にかけられる
ようするに彩雲とか積んで触接成功って画面にでると空母火力が大きく上がる
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触接の効果は水上機についている命中+1とかよりもずっと大きなものなので
触接率の上り幅や空母の編成によっては観測機よりも紫雲を載せたほうがいい
展開がしばしばあるのです
では観測機のほうがいいパターンと紫雲のほうがいいパターンを具体的に見せます

★観測機のほうがいいパターン

一つ前の記事の5ー4編成なんかはこちらです
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こういう編成なんですが、水上観測機を載せている現状でも触接率は93.5%あります
この水上観測機を紫雲に変更することによって触接率は上がり96.3%になります

観測機→紫雲で触接率は2.8%上がるわけです
一方で榛名と比叡はそれぞれ対空-2 命中-1になります

このトレードに価値があるかが観測機と紫雲の選択で考えるべきところです
私は2.8%の上昇があまり効果を示さないこと、もっと大きな理由では
この編成では空母の攻撃力が低いので触接率が上がっても効果が薄いこと
以上の2つから水上観測機のままにすることにしました

★紫雲のほうがいいパターン1
たとえばこんな編成で4ー2カレー洋に東方任務にいくときとかは紫雲がいいと思います
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羽黒と酒匂の水上観測機を紫雲に積み替えるだけで
触接率が67.7%→90.0%と22.3%も上昇しています
触接率の大幅上昇の理由は空母1編成で彩雲を載せるスペースがなく
元からの触接率が低かったからですね
これだけ上昇してくれるなら対空+2命中+1なんてケチなステータスを
蹴って紫雲を選んでいいと思います

★紫雲のほうがいいパターン2
3ー2ー1 キス島レベリング。こんなパターンも紫雲がおすすめです
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飛龍に彩雲を積んでいるので、観測機から紫雲に載せかえることによる
触接率の上昇は95.7%→98.9%と3.2%と小さな上昇にとどまりますが
キス島レベリングは開幕雷撃が大事なので
攻撃力が空母への依存によるところが大きく3.2%でも馬鹿にできません
また、赤疲労レベリングをする人は赤疲労水上艦に紫雲を載せることをお薦めします
赤疲労艦でも開幕雷撃の触接率Upという一助を担うことが出来るからです


説明が長い割にどっちを選んでも大差はないと言われればそれまでですが
これが現在の観測機と紫雲の使い分け方になっています